みなさんこんにちは コウです。
今では副業で実利100万(Ama・メルカリ・ヤフショ・楽天・Brain・買取)を越えた僕ですが、せどり初期から稼げた訳ではありません。(下記の画像はAmaのみ)
今回は仕組みづくり・資金管理についてお話したいと思います。
初めて店舗に行って店内の商品を片っ端からリサーチして、1店舗に3~4時間滞在した事もあります。3~4店舗で2・3商品をやっと仕入れて帰宅した事もあります。
そんな私が効率的に利益を上げる事ができるようになったのは、商品の知識が身に付いた事とは別に仕入れの仕組みを築いて徐々に利益を安定して積み上げる事ができたからです。
今回は僕が初心者時代に意識して取り組んだ仕組み化について話していこうと思います。あくまで僕の自身の考えであるため、参考にしていただければと思います。
仕組み化と言うと外注化や問屋仕入れ?と思われる方もいると思いますが、初期に行うべき仕組み化とは違います。僕の考える仕組み化とは、目標金額に対して、仕入れと販売のバランスを取り、減った分の在庫を仕入れる型をつくる事です。
そのために、資金が少ない初期の頃はキャッシュフローを考え、闇雲に仕入れるのではなく、【仕入れの仕組み】を意識して、利益の土台を築いていく事が必要です。土台の部分を徐々に増やしていく事で、安定して利益を増加させていく事ができるようになるからです。
仕組み
せどり初心者時代のひと月目の僕の利益金額である月粗利12万(利益率23%)をベースに説明していきます。
Amazonせどりで月利10万円を達成するには、このような内訳になります。売上52.1万円、仕入れ値24.5万円、粗利12.1万円となります。
もちろん同じ売上げでも取り扱う商材や利益率が変われば、粗利も増減します。あくまで僕の場合です。
在庫金額の考え方
月利10万円を達成するためには、約24万円分の商品を仕入れれば良いんだと思った方もいると思いますが、もう一つ重要な考えがあります。それは販売期間です。販売期間を考えるのに必要なのが在庫金額となってきます。
一部の中古品や回転の遅い商品は出品すれば即売れるというものではありません。ライバルのセラーの人数や販売価格・季節性等により、1ヶ月・2ヶ月・・・長ければ半年以上も購入されずに売れ残る場合もあります。そのため、月に仕入れ金額24万円分の商品が安定して売れる在庫が必要となります。
当時の僕の仕入れ基準で商品を仕入れた場合、月の販売量は1ヶ月で在庫金額の30%~40%が売れていきました。つまり計算すると、月初めの在庫金額が仕入れ金額で60万円あれば、月末までに24万円分(販売金額で52万)の商品が売れていくという計算になります。先ほど説明した通り、1ヶ月で24万円分の在庫が売れると、売上げが52万円になり、入金額から商品原価を引いて月収12万円(経費分を引いて月利10万)になります。
では改めて、副業せどりで月利10万円を稼ぐ仕組みについて整理してみましょう。(利益率約20%の場合)月初の在庫金額が仕入れ値で60万円あれば、月に24万円の商品が売れて、翌月までに仕入れ値で24万円分の商品を補充すれば、月利10万円を安定的に生み出す仕組みができあがります。
つまり、売れた分の金額の商品を仕入れて補充を繰り返すだけで、毎月10万の利益を得る事ができるのです。(ざっくりと月利20万ならば、仕入れ金額/在庫金額は倍の計算になります)
土台づくり
初期資金が60万あったとします。この60万をせどり開始初月に60万円分の商品に変えるのではなく【最初のうちは低単価の商品を中心に、徐々に仕入れ値を増やしていき、売り上げの土台をつくる】(先に説明した仕組みをつくり ⇒ 土台の部分(安定した利益)を更に利益分で増やしていく)事を意識しましょう。
この方法のメリットは・・・
① 初期資金が少なくてもできる
② 仕入れ値の目標を達成しやすい
③ 仕入れを失敗した時のリスクが少なくてすむ
デメリットとして・・・
資金が増える速度が遅くなります
上記の方法では資金が増えるのは遅くなりますが、副業でせどりをやるためには限られた時間の中で継続し続ける事が大切です。
そのために初めの3ヶ月くらいは練習期間と考え、商品知識を付けながら、土台をつくり、無理なくステップアップし、目標の月利を徐々に増やしていく方法をおすすめします。
せどりは稼いだお金をまた仕入資金に回して、在庫を積み上げ販売する事で、初めて収入を得られるようになります。
上記の方法で月利が安定(土台ができたら)したら、次の目標月利を達成するための仕入れ値を考え(月利の一部の資金はストックする)、売れた分の仕入れ値の商品を補充する。これを繰り返す事で手持ち資金と自分のショップの売上げを段階的に増やしていく事ができます。
つまり仕入れと売り上げのバランスを考えながらショップを育てていく事が大切なんです。ですが、多くの人は見込み利益(仕入れ)のみに特化してしまい、納品や販売が後回しになってしまいます。
簡単に解説すると・・・ 僕の場合は当時の利益は12万くらいでした。これを計算すると・・・
120000【利益】=520000【販売金額】-140000【Amazon手数料】
-20000【販管費】-X【仕入れ】
仕入れ=520000-140000-20000-120000 =240000【仕入れ】
つまり・・・
12万【利益】=520000【販売金額】-140000【Amazon手数料】
-20000【販管費】-240000【仕入れ】
アプリ上の計算では・・・
〇月の売り上げ【52万】- 仕入れ金額【24万】-経費(手数料/配送)【2万】-販売手数料【14万】= 【利益13万】
ツール代金を引いても今月は【12万利】・・・実は違います。
〇月は50万円仕入れに使用したので、ざっくり計算(売り上げが全て今月仕入れた商品として)すると…
売り上げ【52万】- 仕入れ金額【50万(販売24万 在庫26万】-経費(手数料/配送)【1万】-販売手数料【14万】= 実利益【-13万円】です(在庫分)
在庫金額を考慮して次の月の仕入れを調整すると・・・
売り上げ【52万】- 仕入れ金額【24万(先月在庫 26万+仕入れ24万)】-経費(手数料/配送)【1万】-販売手数料【14万】= 実利益【3万円】
同じことを3ヵ月繰り返すと・・・ツール上は【利益39万】
でも実際は【利益-7万】なんです。(本来は在庫分が次の月の売り上げに計上されるので、プラス転換するはずですが…)
これを理解せずに売り上げを全部仕入れに使用してしまうと当然、手元に資金は残りません。(むしろ目減りしていきます)
先に述べたように販売状況に合わせて仕入れ量をコントロールしてあげる必要があります。また、現金で仕入れを行っていれば、手元の資金に応じた仕入れしかできないため、強制的に仕入れと販売のバランスが調整できますが、クレジットカードでは意識的にコントロールする必要があります。
資金の管理をするためには【毎月棚卸】を行う事が大切です。(最低でも、損益計算書のチェックはしましょう)
見込み利益のみで管理していると、在庫を過剰に抱えて(販売能力を越えた不良在庫)いるにもかかわらず、手元の資金を全て在庫に変えてしまうため、手元に資金が残らない(資金を資産に変えているため)のは当然な事なんです。
仕入れ判断時の見込み利益・売れる見込みの在庫・入金される見込みの資金、全て見込みなんです。見込みの状態で自ら全ての資金を資産に変える行為はかなり危険なギャンブルです。(過剰な不良在庫はほとんどの場合、損切りする事になるので、負債と考えてもいい)
最悪の場合、資金ショート(在庫が売れず)する事になり、支払い期日までに資金を調達するために無理な損切りや値崩れを生む原因となり、負のスパイラルに陥ってしまいます。
融資も上記と同じ考えで、融資金を仕入れに全額投入した事で、当然ですが不良在庫も急激に増えて、損切りの額も急激に増える ⇒ 資金が目減りする ⇒ 返済開始月に資金がなく、返済できないなんて事にもなりかねません。
上手く資金を運用出来て、手持ちの資金が増えているようであれば、結果的には問題ないとは思いますが・・・
僕の考える初期の仕組みつくりについては以上になります。
最後に・・・
貴方のショップは基本的な仕組みができていますか? ⇒(月の目標月利が定まっていて、月の仕入れ値(週間/日の割合)も決まっている)
仕入れと販売のバランスは取れていますか? ⇒ 【先月の月初の在庫金額-今月の月初の在庫金額=A】【先々月の月初の在庫金額-先月の月初の在庫金額=B】
BとAを比べて大幅に在庫が増えていませんか?(在庫増加の理由は明確ですか? 【例】目標月利が上がっているから在庫が量が増えている・寝かせ商品を仕入れたため等)簡単に言い換えると棚卸しをしっかりしましょう。
そもそも手持ちの資金が増えていますか? ⇒ 極端に利益率が低い仕入れ/月利を全て仕入れに投入/過剰な経費支払い…等をせずに利益の一部の資金をストックしていれば、資金が手元に残らない事はまずないはずです。(納税していても)クレジットカードの場合は実際に資金が見えないため、さらに資金の管理(通帳/資産管理)が大切になってきます。
もし仮に…一つでもNOがあるのならば、これを機会に自分のショップの状態を見つめ直してみましょう。手遅れになる前に改善できるかもしれません。もし、資金管理等を含めてしっかりできているなら、何か方法が間違っているのかもしれません。
下記はオマケの部分です。
手持ち資金/商品在庫の考え方
せどりにおいて資金を回収する考え方・行為は非常に大切です。
せどりは複利なので、資金を資産(在庫)に変えて、そこから利益を生み出していきます。
しかし、多くの人はせどりに対してお金を無限に使えるわけではありません。限られた資金を使いながら、利益を増やしていく必要があります。そこで重要になってくるのが、商品がどれくらいのスピードで売れていくかに注目した回転率という考え方になりなります。
一時的に資金を在庫に変え、在庫が資金として戻ってくるのにどれくらいの日数がかかるか?現在の在庫全体の何%が売れているのか?をしっかりと把握・管理しながら仕入れをしていくことが大切です。(仕入れと販売のバランスを取る)
せどりで安定して売上げを増やすために、在庫についてもきちんと把握しておきましょう。せどりは出品した商品が即売れるわけではありません。まずは、【資金を在庫に変え、在庫が資金として戻ってくる】このサイクルを毎月安定して行うには、ある程度の在庫を積み上げる必要があります。
理想の在庫回転率
在庫が毎日どのくらい売れているか?をチェックするのが在庫の回転率という考え方です。在庫は毎日全体の1~2%の在庫が売れていきます。
例えば100個の在庫を持つ人は、1日平均1~2個の商品が売れていくイメージです。(注:商品の回転率によって大幅に変わります)
回転率を意識した仕入れをしよう
せどり初心者はキャッシュフローに注意して、資金がショートしないように仕入れ・販売をしていかなくてはいけません。もし、資金がショートしてしまうと、仕入れ不能や最悪クレジットカードの支払いができないため、ブラックリスト入りという事態に陥ってしまいます。
資金ショートを避けるためには、利益と回転のバランスを考え回転率を意識した仕入れを行う事を推奨します。(*結果として、手元の資金が増えれば問題はないので、利益金額重視でも問題はありません。あくまで僕個人の考えです。)
基本的な物販の原理では、次のようになりやすいです。
在庫の回転率を上げると薄利多売に近づいて、納品作業が多くなります。限られた時間の中で納品作業や仕入れ・販売・管理を行う必要があるので、時間配分も重要になってきます。
利益を上げたい場合に多少は回転率が悪くても利益金額の高い商品を仕入れる事が必要になってきます。このため、ここでも仕入れと販売のバランスが大事になってきます。
僕の場合は高回転8割:低回転2割で始めました。今では高回転7割:低回転3割(利益額の高い商品)くらいで在庫バランスを取っています。
*人によって異なるので参考までにしてください。
手持ち資金
せどりを始めたばかりで、キャッシュフローの考えを初めて聞く人には、なんだか難しいなと思ったかもしれません。
単純に考えるのなら、初期は使える全資金の1/3を仕入れに使いましょう。例えば、せどりをやるのに30万円用意したのであれば、1ヶ月目の仕入れは10万円までとしましょう。できるだけ単価の安い、本や日用品を中心に仕入れると良いと思います。
これは経営の考え方からすると資金を滞留させる悪い手法ですが、1ヶ月せどりを体験すれば、仕入れや納品等の作業の流れに慣れてきて、時間に余裕が生まれると思います。
時間に余裕ができた時にもう一度このページを見返して在庫の回転率について考えてみてください。自分の状況に応じて、どの商品をどのバランスで仕入れたらいいかが少しわかってきてると思います。
ですが、回転率や適正な在庫量に関しては、販売して経験を積まないと見えてこないかもしれませんね。僕達ははっきり言って、運営に関してはシロートです。はじめから完璧なショップ運営は正直無理だと思います。
だからこそ、自分でできる事から一つずつクリアして、より良い運営を行い、理想的なショップに近づけていきましょう。僕達は事業主 = 経営者なのですから・・・(サラリーマンのように会社は守ってくれません。自分の会社を守るのはご自身です)
Brain紹介
THE・リサーチ
simoさんのBrainになります。
keepaのさまざまな活用方法について書かれています。
特典も多数ついており、有効活用できればかなり良い内容だと思います。
僕も何度か行っていますが、特典のある方法を活用するとTwitterで流れてくるkeepaの画像から
商品を特定する事が可能です。
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【初心者でもできる】ドラッグストアせどり
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